日本人離れしたファンキーなブルース感覚を持つ人気ピアニスト、山本剛トリオが1974年に日本のブルーノートとも称されるレーベル、スリー・ブラインド・マイスに残した傑作デヴューアルバムです。ベースの福井五十雄、ドラムの小原哲次郎によるトリオが抜群の一体感を見せ充実したパフォーマンスを発揮しています。I’m a fool to want youで聴ける転がるようなピアノタッチ、ズーンと拡がる重低音が響くベースやブラシとシンバルの残響などこのレーベルの特徴である録音の良さも素晴らしく心に染み渡ります。当時の日本人ジャズメンのレベルの高さを感じます。 Japan Original Three Blind Mice TBM-2523 stereo オリジナル盤は1974年リリースですがこれはで70年代末頃のセカンド盤だと思われます。ジャケットは経年劣化で擦れ、右上破れを内側から補修しており保護ビニールカバーされています。盤はレーベル面にシミがありますが盤面はとても綺麗でB面で小さくジリノイズが入るところがありますが全体的にノイズはごくわずかでとても高音質なレコードです。折れていますが当時の帯付きで解説書はありません。